火葬場の待合室での過ごし方|火葬を待つ1時間あまりの使い方

2026年10月更新:この記事は、2026年10月時点で各自治体などの公式の案内を開いて確かめた内容です。

火葬のあいだ、ご遺族や参列者は、火葬場の待合室で待ちます。
公式の案内を見ると、待ち時間の目安は、1時間前後から1時間15分ほどの例がありました。
この時間をどう過ごすかに、決まった作法はありません。
ただ、待合室ごとに、使える時間や飲食の決まりが違います。

火葬が始まると、することがなくなって、戸惑う方は少なくありません。
亡くなった直後の疲れが出る時間でもあります。
この記事では、待合室で何ができるか、何に気をつけるかを、公式の案内で確かめた内容をもとにまとめました。

この記事でわかること
  • 火葬中の待ち時間は、茅ヶ崎市で1時間前後、倉敷市で1時間15分が目安と案内されています。
  • 待合室は、湯茶の用意があり、休む・飲み物を飲む・軽食をとることができる施設が多く見つかりました。
  • 飲食は、認める施設と、ロビーで禁止する施設があります。ごみは持ち帰りが基本です。
  • 火葬が終わると、館内放送で収骨の知らせがあります。放送を聞き逃さない場所にいます。
目次

火葬のあいだ、どのくらい待ちますか?

公式の案内で確かめた例では、1時間前後から1時間15分ほどです。
施設によって違うので、予約のときに聞いておくと安心です。

火葬の時間の目安を、案内の言葉で見てみます。

施設火葬のあいだの待ち時間などの目安出所
茅ヶ崎市斎場「待ち時間の目安は1時間前後です。」待合室を使える時間は、火葬開始時刻から火葬終了時まで斎場のご案内(2026年4月1日)
厚木市斎場火葬時間は入炉後「概ね1時間程度」。全体の流れは、到着・受入5分、告別15分、火葬50分、冷却10分、焼骨確認10分、収骨15分、清掃15分で、計120分利用のご案内(令和7年5月15日改訂版)
倉敷市中央斎場火葬は「目安:1時間15分程度」、そのあとの収骨は15分程度利用案内(令和6年4月1日)

出典:茅ヶ崎市斎場のご案内(PDF)、厚木市斎場利用のご案内(PDF)、倉敷市中央斎場 利用案内(PDF)

厚木市の流れでは、火葬の50分のあとに、冷却と焼骨の確認が続きます。
火葬が終わってから、収骨に呼ばれるまでにも、少し時間があります。
案内に載っていない時間は、書きません。
予約した施設の時間は、火葬場か葬儀社に聞いてください。

火葬の時間と全体の流れは、火葬の時間の記事と火葬場の流れの記事で詳しく説明しています。

待合室には、何がありますか?

部屋の形は、施設ごとに違います。
湯茶の用意がある例が多く、和室の施設と、椅子席の施設があります。

待合室の設備の違いは、別の記事でくわしくまとめる予定です。
ここでは、過ごし方に関わる点だけを、案内の言葉で確かめます。

  • 厚木市斎場:待合室は8室で、全席が椅子席です。1室は大人48席と小児用2席のテーブル席で、「和室はありません」とあります。各室に、コップ、湯飲み茶碗、ポット、急須、茶葉が用意されています。
  • 茅ヶ崎市斎場:待合室は、和室4室(各室42人収容)と洋室2室(各室40人収容)です。火葬に伴う待合室1室は無料です。
  • 倉敷市中央斎場:待合室1室の収容人員は18名です。電気ポットと紙コップが用意されています。
  • 仙台市 葛岡斎場:和室(定員36名)か洋室(定員32名)のどちらか1室で申し込みます。
  • 長野市の斎場:大峰斎場と松代斎場は待合室5室(個室)、犀峡斎場は待合室1室(和室1)です。

出典:厚木市斎場利用のご案内(PDF)、茅ヶ崎市斎場のご案内(PDF)、倉敷市中央斎場 利用案内(PDF)、仙台市 葛岡斎場、長野市 斎場(火葬場)

高齢の方がいるときは、椅子席か和室かが、気になるところです。
足が悪い方や、長く座れない方がいる場合は、予約のときに部屋の形を聞いてみてください。
厚木市の案内には、車椅子を火葬棟の入口や売店の前に置いてあるとも書かれています。

待合室で、何をして過ごせばよいですか?

決まった過ごし方はありません。
休む、お茶を飲む、話をする、のどれでも大丈夫です。

待合室は、火葬を待つあいだ、ご遺族や参列者がいる場所です。
厚木市の案内は、「火葬の間、ご遺族、会葬者は待合室にてお待ちください」と書いています。
やることは決まっていません。

案内から見えてくる、使い方の例を挙げます。

  • お茶を飲んで休む:厚木市と倉敷市の待合室には、ポットなどが用意されています。
  • 軽食をとる:厚木市の売店では、お菓子やパン、飲み物を売っています。茅ヶ崎市の案内は、ロビーでは菓子と軽食(サンドイッチ、おにぎり類)が利用できるとしています。
  • 食事を用意する:ケータリングを頼める施設があります。時間や片付けの決まりがあるので、次の項で説明します。
  • 子どもと過ごす:厚木市斎場には、キッズコーナーがあると案内されています。

故人の思い出を話したり、ただ静かに休んだりするのも、よい過ごし方です。
こうしなければならない、という決まりは、見つかりませんでした。
疲れているときは、横になれる場所があるかを、職員に聞いてみるのもよいでしょう。

厚木市の案内は、携帯電話がつながりにくい場所があるとも書いています。
連絡をとる必要がある方は、つながりやすい場所を職員に聞いておくと確かです。

待合室で、食事や飲み物はとれますか?

施設によって違います。
待合室での食事を認める例が多い一方で、ロビーでの食事を禁止している例があります。

くわしい決まりは、斎場での食事のルールの記事にまとめました。
ここでは、待合室に関する部分だけを、短く紹介します。

  • 大宮聖苑(さいたま市)は、火葬待合中の待合室に限り、飲食物を持ち込んで食事ができます。待合室は通常、火葬時間の30分前から使えます。
  • 浜松市営斎場は、待合室への飲食物の持ち込みができます。ごみは持ち帰りです。
  • 茅ヶ崎市斎場は、ロビーでのお弁当を禁止しています。菓子と軽食は利用できます。
  • 堺市の斎場は、待合ロビーでの飲食を禁止しています。

出典:大宮聖苑管理事務所(PDF)、浜松市 各市営斎場のご案内、茅ヶ崎市斎場のご案内(PDF)、堺市 斎場のご案内

当サイトが調べた斎場1,400館のうち、会食室(食事の部屋)があると確かめられたのは、記載のある588館のうち372館(63%)でした(2026年10月時点)。
この会食室は、通夜振る舞いや精進落としのための部屋です。
火葬場の待合室とは、別のものとして数えています。

飲食の持ち込みについても、記載のある館では「できる」とする館が多くなっています。
ただし、これは式場側の決まりの記載で、火葬場の待合室の決まりとは限りません。
また、当サイトの掲載は、外部の葬儀社が借りて葬儀ができる斎場・式場が基準です。
全国の斎場全体の傾向ではないことに、ご注意ください。

待合室で気をつけることは何ですか?

案内に共通して出てくるのは、ごみの持ち帰り・備品を元に戻す・ほかの利用者への配慮の3つです。

公式の案内から、気をつけたい点を拾いました。

  • ごみは持ち帰る:倉敷市は「発生したゴミは、原則お持ち帰りください」、茅ヶ崎市は「持ち込み品、ごみなどは、すべて持ち帰ってください」と書いています。
  • 備品を元に戻す:厚木市は、終了時に使用前の状態に戻すよう求めています。倉敷市も、ポットを洗って元の位置に戻すなど、細かく書いています。
  • 待合スペースでは、静かに過ごす:倉敷市の案内は、予約不要の待合スペースは「不特定多数の参列者が利用される場所」なので、大声での会話やお食事など、ほかの方に迷惑のかかる行為は控えるよう求めています。
  • 喫煙は決まった場所で:厚木市と倉敷市は、建物の中は禁煙で、屋外の喫煙所を使うとしています。
  • 人数に気をつける:西条市のやすらぎ苑は、待合室を最小限の人数(各室24名まで)で使うよう求めています。待合室を使わない方は、施設の外で待つとされています。

出典:倉敷市中央斎場 利用案内(PDF)、茅ヶ崎市斎場ご利用にあたってのお願い、厚木市斎場利用のご案内(PDF)、西条市 やすらぎ苑のご利用について(PDF)

西条市の案内は、ロビーが全員の共用の場所なので、長時間の利用は控えて譲り合うよう求めています。
火葬が多い日は、とくに混み合うためです。

待合室を使わないとき

西条市の案内には、「火葬当日の待合室のキャンセルは対応いたしかねます」とあります。
待合室を使わない場合は、火葬の前日までに連絡するよう書かれています。
火葬のあいだ、近くのお店などで待ちたい方は、このような決まりの有無を、あらかじめ聞いてください。

収骨の知らせは、どのように届きますか?

館内放送で知らせる施設が見つかりました。
待合室にいるときは、放送を聞き逃さないようにします。

火葬が終わると、収骨(お骨を拾う)の準備が整います。
収骨の知らせは、施設によって届き方が違います。

  • 厚木市斎場:「収骨の準備が整いましたら、ご使用の待合室、待合ホール及び2階共用部への館内放送にてお知らせします」とあります。放送を希望しないときは、事前に申し出ます。
  • 茅ヶ崎市斎場:事務所から放送で収骨を案内します。代表の方は見送りホールへ、参列者の方々は収骨室へ移動します。

収骨のあとは、待合室を使えなくなる施設があります。
厚木市の案内は、「収骨後は、待合室の使用はできません」と書いています。
倉敷市の案内は、収骨に移るときに「待合室・待合スペースにお忘れ物のないようにご注意ください」と求めています。

大宮聖苑の案内は、次の利用者のため、収骨の開始後、速やかに待合室を明け渡すよう求めています。
荷物は、収骨に向かう前にまとめておくと安心です。

収骨の作法は、骨上げの記事で説明しています。

参列者は、火葬場まで行きますか?

近年は、一般の会葬者が火葬場まで同行しないことが多いと、全葬連の解説は書いています。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の「告別式完全ガイド」には、一般会葬者が火葬場まで同行しなくなったため、告別式は一般会葬者の焼香が中心になっている、と書かれています。
別の解説では、火葬場への同行者は、遺族や特に親しい友人が一般的とされています。

出典:全日本葬祭業協同組合連合会「告別式完全ガイド」、全日本葬祭業協同組合連合会「葬儀・告別式の後は」

火葬場まで行くかどうかは、喪主やご家族の考えと、地域の習わしで変わります。
参列者として、火葬場に誘われたときは、遺族の案内に従えば大丈夫です。
火葬場に行かない選択については、火葬場に行かないという選択の記事で説明しています。

火葬場で待つ側になったときは、お茶を飲みながら静かに過ごすのが一般的でしょう。
火葬場での服装やふるまいは、斎場でのマナーの記事にまとめました。

事前に確かめておくことは何ですか?

火葬の予約が決まったら、次の5つを葬儀社か火葬場に聞いておきます。

待合室のチェックリスト
  • 待合室は、何時から何時まで使えるか。和室か、椅子席か
  • 何人まで入れるか。人数が多いときは、どうなるか
  • 食事や飲み物を持ち込めるか。ケータリングの決まりはあるか
  • ごみは持ち帰りか。片付けは、いつまでか
  • 収骨の知らせは、放送か、職員が呼びに来るか

当サイトの斎場を探すや地域から探すでは、斎場の種類や会食室の有無を見比べられます。
火葬場併設斎場は、当サイトの掲載で266館あります(2026年10月時点)。
気になる施設は、公式の利用案内を開いて、待合室の項目を読んでみてください。

よくある質問

火葬のあいだ、火葬場で何をしていればよいですか。

決まった過ごし方はありません。
待合室で休んだり、お茶を飲んだり、軽食をとったりする方が多いようです。
食事の決まりは施設ごとに違うので、事前に確かめてください。

火葬場の待ち時間は、どのくらいですか。

公式の案内では、茅ヶ崎市斎場が1時間前後、倉敷市中央斎場が火葬1時間15分程度でした。
厚木市斎場は、入炉後おおむね1時間程度で、全体では計120分の流れです。
施設によって違うので、予約した火葬場に聞いてください。

待合室で食事をしてもよいですか。

大宮聖苑や浜松市営斎場は、待合室への飲食物の持ち込みを認めています。
茅ヶ崎市斎場や堺市の斎場は、ロビーでの食事を禁止しています。
施設ごとに違うため、予約のときに聞いてください。

待合室のごみは、どうしますか。

多くの案内が、持ち帰りを求めています。
厚木市は、売店で買った物のごみだけ施設側で処理するとしています。

収骨の時間は、どうやって知りますか。

厚木市斎場や茅ヶ崎市斎場は、館内放送で知らせます。
待合室の外に出るときは、放送が聞こえる場所にいるか、職員に伝えておくと安心です。

子どもを連れて行っても大丈夫ですか。

厚木市斎場には、キッズコーナーがあります。
待合室の椅子席には、小児用の席が用意されている施設もあります。
ほかの施設は案内で確かめられていないため、予約のときに聞いてください。

まとめ

  • 火葬のあいだの待ち時間は、案内の例で1時間前後から1時間15分ほどです。
  • 待合室では、休む、お茶を飲む、軽食をとるなどで過ごせます。決まった作法はありません。
  • 飲食は、認める施設と、ロビーで禁止する施設があります。ごみは持ち帰りが基本です。
  • 収骨の知らせは、館内放送が多く、聞き逃さない場所で待ちます。

火葬場の併設された斎場を探すときは、斎場を探すや地域から探すを使ってください。
種類や設備を見比べて、公式の利用案内で待合室の決まりを確かめられます。

※この記事は、2026年10月時点で、自治体や施設の公式の案内を確認した内容です。待合室の決まりは、施設の都合で変わることがあります。最新の内容は、利用する火葬場にご確認ください。

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